愛媛県今治市立菊間小学校:校内研
1 期日
2022年10月31日(月)
2 参加者
22名
3 内容
1 授業参観9学級(国語・算数・音楽ほか)
2 師範授業
① 椿原正和先生 2年「スイミー」
② 椿原正和先生 5年「全国学力・学習状況調査(R2国語)記述式問題」
3 指導・助言
①「優れた授業技術を身に付ける(参観した授業について)」
②「基盤的学力を伸ばす指導法の工夫」
4 今治市教育委員会学校教育課長との面談
4 感想
○前日にも椿原先生のお話を拝聴したにも関わらず、今日の授業で「読みの確定」ができず落ちこんでいました。しかし、私の授業の良い所を3つ示していただき、「またがんばろう」という気持ちになりました。
担任している4年生の児童に「まずは、主語述語」の授業をもう一度と思って何日もすぎています。今日の話を聞き 大きなことをしようと思わず、今出てきた文の中でくり返し指導していくことの大切さを感じました。
○5年生の授業を見せていただき、スピード感と的確な指示に圧倒されました。クラス全員が 同じスピードで問題を解いたり、読んだりすることは難しいと思っていましたが、的確で細やかな指示・声かけ、動作を多く取り入れることで、誰一人取り残さない授業が目の前に展開され、全員が解くことができたことに感動しました。 午後の研修会では、他の先生方の素晴らしい点を共有してくださいました。授業をする機会に生かしたいです。
○7月の研修は図読法の講義でしたが、今日は子どもたちに実際に図読法を使って授業されている様子を拝見することができとても参考になりました。テンポのよさやメリハリを感じただけではなく、「一人も取りこぼさない」ということが見ていて強く印象に残っています。普段なら、周りの子の音読が終わったのを感じて音読をやめていたであろう子が椿原先生の「一人も取りこぼさない」の一言であきらめずに最後までやりきりました。授業開始時には少し自信のなさそうだった声も授業の終わりには自信がついた声に変化していたことも印象的でした。授業時間を過ぎてもだらだら終わらない授業よりも、今日のような、メリハリのある45分間の方が子どもも伸びるだろうなと感じました。
今日の問題やPISAの問題に、TOEIC等を通じるものを感じました。子どもの力がないと決めつけがちになっていたのではないかと反省し、必要なスキルをしっかり身に付けさせることで、子どもたちに自信を持たせてあげられたらと思いました。
○2年生「スイミー」の師範授業では、普段授業に集中できにくい子や学力不振の子がたくさんほめてもらい、集中して全力で取り組んでいました。授業の最後に「もう終わり!?」と言ってきた児童の言葉に驚き、感動させられました。
○5年生の全国学調問題の授業では、子どもにどんな活動をさせればその問題が全員解けるのか、分かりやすく示してくださいました。普段自分の考えをほとんど書くことあできない子も60文字ピッタリで書き終え、満足感あふれる顔をしていたのが印象的でした。
午後の指導・講話では、先生方の授業の良い点や改善点を分かりやすく話していただき、今後の授業改善につながる大変貴重な時間になりました。本年度2回目の研修会、本当に濃密で有意義な時間でした。
○授業は、テンポを速く行う。そうすることで真にねらいに迫る授業にすることができる。たくさんの指示のバリエーションやほめ言葉は、子どもの意欲を高め、あきさせないようにする。配慮の必要な子どもをあえて指名し、活躍させることで学習の雰囲気をつくっていく。それらにより、大きな成果や望ましい人格形成につながると感じました。
○子どもの変化、いいえ本来の姿に感動しました。2年生の児童が1年のとき担任をしました。あの子が…と思う児童が大活躍して、本当にうれしかったです。それを引き出してくださったのが椿原先生の「ほめ言葉」。なんとなくではなく端点に何あ良いかビシッと言ってくださるたびに、子どもたちの背すじがのび、顔が上がり、自信がみなぎってくるのが分かりました。「一人も取り残さない」これは子どもを預かる教師の義務です。45分間があっという間というくらい、子どもたち、私たちも0.1秒もボーとする間がなかったです。子どもに対してだからゆっくり話す…なんて子どもたちを見くびっていたのでしょう。
椿原先生の立ち姿・目線・声かけ全てに意味があり、全てに効果がありました。むだなことは一切なし。一つずつ取り入れて、かっこいい先生に近づきたいです。
5 写真
6 紹介HP
https://kikuma-e.esnet.ed.jp/blogs/blog_entries/view/8/bed6db2961a130cdc961e3e4767d6daf?frame_id=11