茨城県土浦市立神立小学校:校内研
1 期日
2024年5月30日(木)
2 参加者
児童55名
職員30名
3 内容
①飛び込み授業2年1組 国語(東京書籍)物語「名前を見てちょうだい」
第3時「物語を場面に分け、内容の大体をつかむ」
②飛び込み授業4年3組 国語(東京書籍)物語「走れ」
第2時「登場人物についてかしかめよう」
③講演「探究学習とそのポイント」
4 感想
・椿原正和先生、感謝しかありません。毎日毎日魂を込めた授業づくり、ありがとうございました。椿原先生の研修会は、一人の教師の学びを変える研修会だけでなく、一つの学校を変える研修会だと実感しています。例えば、答えるときは「です」をつけること、友達の意見を聞くときはへそを向けること、ペアトークは体ごと向き合うことなどの基本的な子供の姿勢。形式段落のつけ方、問いの文・問いの言葉の見つけ方、意見・根拠・理由のノートの書き方などの基本的な子供の学び方。学校を変える方法(スキル)がたくさんあった研修でした。自分の立場から、自分ができることから、授業を、学校を変えることができる強く感じました。これらのことを学校で洗い出し、学年ごとに計画的に取り組めば、大きく学校が変わると感じました。
・すべて学校側の課題に百%正対した授業と講演でした。研修会のよさを私は次のように感じました。
1 授業力の大切さを、目の前の子供の事実を見て、実感した
2 師範授業+講演で、よい授業とはどのような授業なのかを授業を通して実感することができた
3 よい授業を行うためのポイントを授業と同時解説によりリアルタイムで学ぶことができた
4 価値のある指導法を理論と子供の事実、エビデンスとともに学ぶことができた
神立小の教師が、全ての児童が45分の授業時間に終始集中して学習に向かっていたことに感動しました。授業が終わってから「分かりやすかった」「たくさん考えた」などと話してくる子が多く、子供たちの輝く姿がたくさん見られました。普段は授業に参加しない児童が、今日は必死についていこうとしている姿を見て驚きました。自分が担任として、この子供たちの輝く姿を少しでも多く引き出さなければならないなと感じました。授業力の大切さを改めて感じました。神立小の教師が、子供たちの力を引き出すとはこういう事なんだと思いました。この研修会を学校の中でどう生かすかで、身を削る労力に報います。
・椿原先生の細やかな指示や、クラスの温かな雰囲気作りから、授業は普段の生徒指導や学級経営の上に成り立っているのだなと学ぶことができました。今年も先生の授業を参観することができ嬉しく思います。明確で短い指示で、子供たちがテキパキと活動しているのが、素晴らしいと思いました。とても参考になりました。
・指導内容が頭の中で明確になっていて、的確に児童への指示や褒める言葉を発していました。児童の理解力に合わせて、指導内容を明確にしていくことの大切さを学びました。教師と児童のキャッチボールがリズムよく流れているようでした。一人一人の児童をしっかり見ることの大切さを改めて感じました。
・「先生は、見ているよ」の教師側の働きかけが大事だなと感じました。全員が同じ活動をもれなくやるための指示の出し方がとても参考になりました。「一人一人を見る」ことを意識して、子供たちに何を活動させるかを考えていきたいと思います。
・分かり易い指示で子供たちが進んで学習しているのが印象的でした。指示と確認はセットで行わなければ子供に身に付かないなと実感しました。子供の意見や発言に頼り切らず、きちんと自分の授業の流れはきちんともっておくべきだと再確認しました。小さいことでも褒めてもらえて子供達が喜んでいるのがとても伝わりました。また1時間の中にさまざまな活動が入っていることで飽きがなくテンポが良かったです。
・リズムの良い授業で、子供たちがとても集中して取り組む姿が印象的です。後日、同じように授業をやってみました。普段、やる気が乗らない子も一生懸命取り組んでいました。教材研究に励み、にこにこ授業ができるようにしたいと思います。
・図から読み取る(図読法)は非常に有効で、今後授業で活用していきたいと思いました。
用紙1枚にすべての文章が見られることへの児童の関心は予想以上であり、読み取る力の付け方は様々な方法があることを学べました。学習規律があるところが自分とは違うと感じました。例えば、「~です。」を付けること、両手で教科書を持つ、机の上を整える等、細かいところまで指導が行き届いていると思いました。また、特別支援の観点として、学習が難しい子には事前に慣れるように声を掛けたり話題を引き出したりしておくというのが大切な働きかけだと感じました。