西条市立神戸小学校小学校:校内研
1 期日
2024年10月1日(火)
2 参加者
教員20名
3 内容
【特別授業】
第1学年 国語科「うみのかくれんぼ」
第6学年 国語科「秋の深まり」短歌と俳句
【講演】
探究的な学習を実現するために
4 感想
【6年児童】
・ ものすごく、わかりやすく教えてくれて俳句の作り方がよく分かりました。
俳句の作り方の❶は、季語で、❷は、感想で、❸は、ジャンプで、❸は、知らなかったので良かったです。俳句の作り方を教えてく
れたおかげで、自分のが作った中で一番いい作品ができたなと思いました。椿原先生の特別授業はこれで最後なので、中学校でもやっ
てほしいなと思いました。
・ 前回に学んだことを活かして椿原先生と授業ができてよかったです。僕は俳句がかっこよくなる方法を学べてとても嬉しかったで
す。ジャンプを積極的に使っていきたいです。短歌をかっこよくする方法などが知りたいです。
・ 椿原先生流のやり方が特に心に残りました。中でも文字を赤線で囲むときのやり方を次からやっていこうと思いました。椿原先生の
授業はもう二度とないと思うと少しさみしい気持ちがあるけど今まで教えてくれたことを中、高学校と利用の範囲を広げていきたいで
す。
・ 椿原先生の授業を受けて、俳句の作りやすいやり方を学べました。この特別授業を受けて俳句に正解はないということがわかりまし
た。僕も発表をして椿原先生にほめられたのでとても嬉しかったです。これからも、教えられたことを普段の学習でも活用していきた
いです。
【教員】
・ 「指を置いて読む」や「できた人、手を上げて」など児童の動きを入れることで、集中力が持続し、誰も取り残されず学びに参加で
きるのだと感じました。机上の整頓、正しい視写の仕方、音読の仕方などは、普段の授業の中で「なんとなく」になってしまいがちで
すが、自分の学級でも定着できるよう確認していきたいです。また、これらのことから児童にとって何をしたらいいかわからない時間
がなく、本時のゴールに向かって迷わず活動ができるところも、児童のやる気につながっているように感じました。自己選択の場面を
設けることも授業の中で取り入れていきたいです。
・ 椿原先生の授業は持ち物の確認から始まり、全員が同じスタートラインに立てるように配慮されている。また、教科書やノートの確
認、本の持ち方等、一つ一つ丁寧に説明・確認されていて、誰一人取りこぼさないという思いが伝わってくる。音読では、テンポよく
進め、読み方も列ごと、一人ずつ、笑顔で等いろんな読み方で飽きることなく何度も音読できた。ノート指導では、文節ごとに区切
り、口に出してから写すということを繰り返した。一行空きの指示も出していた。6年生でもこのような細かい指導を入れると、全員
の動きが揃っていて、次に進みやすいと思った。そして、できた子から持ってこさせる、丸を付ける。40人という大人数でもできる。
次に何をするのか指示を出し、じっとしている時間を作らない。私もやってみたいと思うことが沢山ある。今回、特に印象に残ったの
は、発表者に注目させ、発表者を緊張させることだ。緊張すると成長する。その積み重ねが子どもたちの力をより引き出すことになる
と感じた。そして、学級経営もうまくいく。授業の中で生徒指導、学級経営をしていく。教師が褒めることで周りの子たちも認める。
その子の自己肯定感が高まる。生徒指導上、しんどい子ほど褒めてやる。今後の授業で実践していきたい。
・ 探究的な学習について考えたことは、まず、情報を読解するトレーニングが必要だということ、そして、教師が子どもたちにいい資
料を与え、成功体験を積ますということだ。確かに、今までの探究学習は調べるというところからつまずく子が沢山いた。何という言
葉で検索すればいいのか分からなかったり、膨大な資料の中から自分に必要な情報を見つけ出すことが難しかったりした。今回講座で
提示してくださった「春のうた」の資料はどれも子どもたちの興味を引くもので、それを自己選択させて探究していく過程は楽しいと
思う。中には、どうやって資料を手に入れたのだろうと興味を示す子がいるだろう。一つのことをいろんな角度から追究する楽しさを
子どもたちに味わわせたい。
・ 「知っておきたい大局」についてのお話で、2050年の日本を持続可能な国にするためには、今後3年間の教育に大きな責任があると
いうことを知りました。ショックを受けると同時に、大局観を持って一日一日の教育実践に取り組んでいくことが大切さだと思いまし
た。
・ 検索ワードを選定する時、情報処理のスキルがないと1つのキーワードだけで検索してしまい、目的のものにたどり着かないことも
納得です。複線型授業のモデルも示していただきました。何とかできそうかなと思いました。2月も椿原正和先生から学べることを楽
しみにしております。