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WORKS

実績紹介

愛媛県今治市立菊間小学校:校内研

1 期日

2024年10月3日(木)

2 参加者

28名

3 内容

1 授業参観

2 特別授業  国語科における探究学習的な授業づくり~複線型の授業展開~
4年・国語科 『春のうた』

3 講演 「R6全国学力学習状況調査の分析に基づく5%の授業改善」

4 感想

□「誰一人取り残さない」という言葉が強く印象に残りました。一つ一つの明確な指示、次の活動の見通しを持って活動できるような構成、児童が自分の思いを共有する時間の確保、一人一人の確かな見取りなど、様々な授業のポイントが見せていただいて、自分の授業に取り入れたいことばかりでした。
また、根拠を確実に押さえてから理由を考えさせることや、文章の中から見つけた情報を結ぶことなど、児童に身に付けさせる必要のあるスキルを具体的に見ることができたので、日常的に児童たちが行っていけるよう、指導・支援していこうと思います。

□発問や教材研究が子どもたちの意欲を大きく左右すると感じました。子どもたちの学習意欲、授業への取り組みは教師の力量や教材研究の質によって変わります。特に今回であれば、「本物」の教材、多方面からの視点というのは子どもたちにとってもワクワクさせられるものでした。
また、複線型の授業、子どもたちが自己決定や自己調整できる点が「これなら自分にもできる」といった意識につながるのではないかと感じました。コースを複数用意して「はい、どうぞ」ではなく、その選択に至るまでにも深い授業、学習内容の基礎をしっかり押さえる必要があると思うので、その点も含めて教材研究をしていきたいです。自分にもできる範囲で少しずつ複線型の授業、探求の授業を実践していきたいです。

□複線型授業は、それぞれ答えを見つけることが難しい児童が多くいて授業にまとまりがなくなるというイメージを持っていました。しかし、今日椿原先生の授業を見せていただいて、始めにその教材の基本的な知識や気付きをしっかりと共有しておき、一つの課題に向かって複数の資料を提示し選択させることで、授業規律が守られて主体性のある複線型授業を展開することができるということが分かりました。また、なかなか自分で意見を書くことができない児童のために、三角ロジックで一つずつ丸を付けて確認しながら活動を進めていくことで、自分で考え選択することがら逃げず、自信を持って活動に取り組ませることができることが分かりました。
国語以外でも、算数の授業で自己選択、自己調整しながら習熟を図ることができると分かったので、他の教科でも「自己選択、自己決定」させながら基礎的・基本的な知識技能を習得させたり、思考力を育んだりしたいです。そして、他者参照させることで、自分一人では表現することが難しかった「理由」についても書くことができるように挑戦させていきたいです。

□今年度は5年生の担任をしています。来年の全国学力調査に向けて4択問題の対策をしていきたいと思います。選択問題にも類型があり、解き方を教えることで、他教科でも活用できると感じました。消去法や学習用語の理解など、普段の授業の中で、そして3学期から週1回取り組ませ、児童に成功体験を積み重ねていき、教師自身の技量も上げていきたいです。

□丸をもらったときのうれしそうな児童の顔が大変印象的でした。2度も丸を付けてもらえたことで、児童が自信をもって取り組んでいる様子を見て、認められることの必要性を実感することができました。
自学級では、算数の練習問題や、国語の漢字練習など量を、自己調整ができるように工夫しています。また、活動の順番を自分で選べるようにし、得意なものからしたり、途中で気分転換をしたりしながら活動できるようにしています。ただし、みんなと一緒でないといけないとか、全部やらなくてはいけないという意識があり、固まってしまったり不安定になってしまったりすることがあるので、自己調整の意義をはっきりと理解させられるように声をかけていきたいと思いました。
2学期から漢字の習得について試行錯誤しています。現在は選んで書き写すようにしており、少しずつ選択肢を変化させようと考えています。身に付けるために①模倣②習熟という話を聞いてしっかりと模倣の時間を取ろうと思いました。

5 写真

6 関連リンク

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