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実績紹介

愛媛県今治市立菊間小学校:校内研

1 期日

2025年1月31日(金)

2 参加者

教職員13名
児童33名

3 内容

1.特別授業
⑴ テーマ 「情報活用能力の育成」
⑵ 対 象 4・5年生(33名)
⑶ 教 材 令和6年度全国学力学習状況調査(国語)記述式問題

2.授業参観 3~6年生

3.講演 「主体的・対話的で深い学びを実現する授業改善」
⑴ 授業参観の振り返り -授業規律の土台づくりと協働的な学習-
⑵ 特別授業の解説 -情報活用能力の観点からー
⑶ 次期学習指導要領 -中央教育審議会諮問のポイントー
⑷ 令和の日本型教育 -変化する教師の役割-

4 感想

■令和の日本型教育は、情報処理スキル・・・これができないと子どもたちの能力を向上させることができない!全くもって耳の痛いお話でした。検索の仕方一つをとっても、今のままでは学力の向上も望めないということが理解できました。中教審諮問における重要度の高さをピックアップして短時間で解説していただけたからこそ理解できました。
多様性や包摂性、コロナ禍での影響が尾を引いていることも踏まえて、勉強の仕方をもう一度確認する教師側の余力も必要だと思いました。教師のコーチングの役割によって、子どもたちが知識を収集できるようになることから、しっかりとしたトレーニングをしていかなければならないこと、そして学びと分かることは、その後の人生にもつながると思います。

■今回も、子どもたちが引き込まれ、どんどんスピードアップしていく様子に圧倒されました。授業後が終わっても問題に取り組んでいました。解答できたときにはとても喜び、「見て見て!」と飛びついてくるほどでした。授業の中でも、「できた!」「よし!」という場面が至る所にありました。現在、私なりに4つの作業を取り入れながら授業をしている中で、なかなかうまく〇で囲んだり線で結んだりできなくて困っていました。今日、「身に付くまで」という言葉を聞き、まだまだ継続しなければならないと感じました。
講話では、学習規律の徹底のお話、大変納得できました。椿原先生の授業の中にもたくさん学習規律に対する声掛けがありました。「ほめてのばす!」というフレーズにのって、問題が解けたことだけに意識がいってしまったり、何でもほめたりしている場面を見かけます。正しい方法を教えて、きちんとほめるようにしたいです。

■授業を見せていただいて感じたことは「こんなに丸で囲むんだ・・・。」ということです。普段から、丸で囲んだり線で結んだりさせていたつもりでしたが、圧倒的に丸で囲む量が足りなかったと思いました。また、どの言葉を丸で囲むかも自分自身の授業の中では曖昧であったと気付くことができました。
5年生は、県学力テストで「時間が足りなかった。」と言っていました。CBTに不慣れだったり、問題が読みにくかったりしたところもあると思いますが、情報の取り出し方や、どの資料を見れば良いのかというところに時間を取られているように感じました。「問題文からどの資料を選べば良いかが一目で分かるように、丸で囲んで線で結ぶ」ということを習慣づける「トレーニング」していきたいです。
教師自身がそのスキルについて理解し、習得できていなければ子どもたちを鍛えることができないので、その技術を早く身に着につけられるように努力していきたいと思います。
3年間、菊間小学校に足を運んで多くのことを教えてくださり、ありがとうございました。
(授業の後、子どもたちが「あの学力テストの問題、全部解いてきていいですか。」と聞きにきました。)

■示範授業では、児童のつもりになって授業を受けました。椿原先生の授業ではいつもそうですが、今日も脳がフル回転し、あっという間に時間が過ぎていました。6年生が受けたテスト、しかも正答率の低い問題。もうこれだけで、4年生には不安要素がいっぱいだったことでしょう。「情報活用能力」という言葉も何だか難しそう……。心配顔の4年生に対し、実際に問題を読ませ、スモールステップで作業の仕方を指導されました。すると、児童に「自分たちにもできるかもしれない」という思いが広がっていく様子が伺えました。
授業の速さについていきかねている児童に気付き、時間を確保することで、全員がしっかり授業に参加することができました。椿原先生の、全体への視線と細かい部分を見逃さない温かい視線を、目の当たりにしました。
椿原先生の指導を受け、しっかり取り組んだことで、6年生でも難しい問題を解くことができた!この経験は、5年生はもちろん、4年生にとって大きな大きな自信になったと思います。
授業力・学級経営力向上の努力を続ける者だけが、子どもたちの前に立つ資格がある、と肝に銘じておきます。ありがとうございました。

■9回目(3年間)でしたが、また来年…再来年…とずっと続いてほしい研修だと切実に思っております。
教えていただいた三角ロジックも、社会科の授業で大活躍しており、子どもたちも大好きです。椿原先生が今回の講話で助言された「教科書の資料と本文の結び」は、ずっと続けてきました。
教科書の構造について虫眼鏡マークに注目したり、表・図・写真・グラフの区分したりする指導は十分にできていなかったので、特に3・4年生にしっかりと伝えなければと思いました。教科書をしっかりと読みとることができる児童が社会科の力も伸びていくと思います。これからも教材研究に全力で取り組んでいきたいです。
余談になりますが、懇親会も御一緒させていただき、ありがとうございました。とても貴重な時間で、椿原先生の熱意や優しいお人柄を感じることができました。本校で、椿原先生に出会えたことは財産であり、大変恵まれていると感じています。今後もよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

5 写真

6 関連リンク

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