愛媛県西条市立丹原小学校:校内研
1 期日
2023年9月29日(金)
2 参加者
教職員 37名
3 内容
1 椿原正和先生による授業(6年「やまなし」)
2 講演「国語科の授業力向上のための「基礎的読解力指導法(文学的文章)」
4 感想
「やまなし」「かわせみ」「谷川」の大きさを確認したときに、子ども達の認識がバラバラだったことが一番印象に残りました。実物の大きさを実感することで、お話の印象が変わってくると感じている子も多かったので、物語に入る前に知識を統一しておくことは、必要なことだなと思いました。自分の授業でも行っていきたいです。
図読法を活用することで、必要な情報を一つのページにまとめられていて、子どもがすぐに理解している姿が見られました。すばやいテンポで進めて、その中にも学習規律ができているところは、ぜひ真似したいと感じました。
また、教材の認識ってすごく大切で、今後の学習に間違えたままの認識で学習を進めてしまうと、分かりにくいことになるということが分かりました。やまなしの大きさ、谷川の深さなど、子どもが世界観をつかめるようにするのを、自分の授業でも生かせるようにします。
スピード感のある授業でしたが、細やかに確認を取り入れながら、誰一人も取りこぼさないように指導されていることがとても印象に残りました。1年生で習う漢字も再度確認して、授業を進めることで、安心して音読したり、発表したりする環境が整っていると感じました。
「声が出せないと社会では通用しない」「緊張したときに人は成長する」「誰一人取り残さない」という授業態度に関する言葉掛けが非常に印象に残っています。
図読法は、今までにない斬新な指導法で、目から鱗の連続でした。特別支援学級の児童でも取り組める方法であり、文学的文章の読み取りを論理的に進められ、初見の文章にも対応できることがとても素晴らしいと感じました。本を購入させていただいたので、自クラスでも、さっそく取り組んでみたいと思います。また、2年生ですが要約に取り組ませようと思いました。ありがとうございました。
初見の文章の読み取り方をきちんと指導しておかなければならない、ということが勉強になりました。物語文の場合、「誰が」「誰に」「どのようなことを言った」のように、会話文をつないで内容を理解するという方法が支援を要する児童の読解力を付けるのにも有効だということがわかりました。
物語の発問の作り方についてのお話が印象に残りました。登場人物は自分の気持ちや考えに合わせて行動するので、行動について聞けば必然的に気持ちにたどり着くということにとても納得しました。また、気持ちを直接聞くよりも、行動について聞き、その根拠を教科書から見つけていく方が子ども達も考えやすいだろうなと思いました。発問を考えるのが苦手で、いつも悩んでいたので、この方法を使ってみたいです。
ワークシートは50%以上埋めた状態で使わせることが大切だと分かりました。「だれも取り残さない授業」を自分もしたいのですが、ワークシートで「考えを書いてみましょう」のような問い方だと、ほとんど空白のワークシートを作っていたのを思いました。今後のワークシート作成時には、教材の大切なポイントを、子どもが理解できるように作成します。