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WORKS

実績紹介

熊本市立植木小学校:校内研

1 期日

2023年5月8日(月)

2 参加者

児童63人
植木小職員23人
他校職員2人
合計 88名

3 内容

○13:55-14:40
椿原正和氏 6年生63人(2学級合同)「春のうた(草野心平)」の授業
○15:00-16:15
椿原正和氏 講演「国語授業の基礎・基本」

4 感想

【児童の感想】
(1)何かなことの後に「です」をつけるなど、これからの社会で大切に教えてくださったことで、人と接するときに大切なことがまた学び直せました。何事も素早く、丁寧にすることが大切だということもわかりました。授業では、まだ誰にも解明されていないくもが虫か空かについて深く考えることができました。
(2)椿原先生の授業を受けて、この詩を読んで気づいたことや、思ったこと、感じた事などを書いたり、自分の意見と根拠、理由を書いて自分の意見を持つことができました。そして、詩の中に書いてある「おおきなくも」が虫か空を考えて私は空と思っていたけど、カエルは動いているものしかはっきり見えないということを聞いて、どちらのくものことが書いてあるのか疑問に思いました。これから椿原先生に教わったことを活かして勉強に取り組もうと思いました。
(3)社会に出てからのこともふくめて教えてくださり、私はいつも視写をする時に見て書くだけだったけど、椿原先生が言ったように写す部分も句読点も声に出して書くと間違えが少なくなると分かりました。「おおきなくも」のところは「空の雲」か、「むしのくも」か、どっちかなと思いました。初めは「空の雲」と思っていたけど最後の椿原先生が調べていたカエルのことを考えたら「虫の雲かな」と考えが変わりました。とてもわかりやすく楽しかったです。
(4)「手を挙げる時は、耳の後ろまで伸ばす」や「言葉を線で囲む時は、まず、右上、右下、左上、左下に、点を書く。次に上から下に伸びている点を結ぶ。最後に、左から右に伸びている点を結べばずれずに引ける」など教えてくださったことを授業に活かしていきたいです。自分の考えに、根拠を加えるに文章に書いてあることは、引用を用いることが分かりました。自分の意見を書くときには、意見は色々あるため、自信を持って、発表したいです。本日は、数多くの小学校の中で、植木小に来てくださり、本当にありがとうございました。
(5)いつもの授業とは全然違う感じで進んでいってとてもおもしろかったです。視写をするときには、句読点も読むと間違えにくいということや「例えば」などを使うと相手をより説得することができるということや先生などに聞かれた時は最後に「です。」をつけた方が良いということが分かったので、これから授業や生活をしていく中で使うようにしたいです。
(6)手の正しい上げ方や素早くものを出したりと一回一回確認をとりながら授業を進めてくださったので、OKをもらうと嬉しくて普段あまり発表をしないんですけど、発表をしてみたら、緊張するのは最初だけだとわかったので、これからも発表を頑張りたいと思いました。

【職員の感想】
(1)「『確・丸・目・褒・統』をいかにして実践するか」という事を、たくさん学ぶことができた授業でした。授業がはじまってすぐはあまりのテンポの良さに、厳しい子はついていけるのだろうかと感じていました。しかし、取り残さないための「確認」と、「褒める」意味での声かけや「丸つけ」、それを見逃さない「目」、スモールステップの手立て等、「椿原先生だから」こその技量ももちろんでしたが、自分自身でも実践できそうだと思えたことがとても大きな学びでした。笑顔で待つ姿もとても勉強になりました。
(2)こんなに聞き入った講演は初めてでした。全ての指導法に根拠があり、納得させられ、全て聞き逃したくないと思いました。特に、「一人一人にさせること」が私には足りていないと思いました。どうしても発言力のある子で授業を進ませてしまうため、全員参加型の授業を行う必要性が改めてわかりました。「できた」の経験が生徒指導や学級経営に繋がることも教えていただいたので、発言できた子や声が大きい子が褒められていく授業ではなく、「です」の文末表現を褒めたりなど、他の子も授業に参加させるようにしようと思いました。詳しく教えていただいた確丸目褒統が詰まった授業を早く実践したいです。
(3)全体を通して子どもたちが安心感をもてる授業だと思いました。その安心感をもたせる理由を考えながら授業を見させていただきました。まず、みんなと同じ、全員が揃うという点です。一旦、そろうと遅れていた子や間違ってしまった子も自信ももてます。しかし、同時に違ってもいいという安心感もありました。それを子どもたちにも明言されたのは大きい影響だと思いました。「失敗だとしても次できればいい」と言われていたのも良いなと思いました。他にも「褒める」ということが大きいなと思いました。些細なことで見る視点をもつことで価値づけることができ、子どもも自信をもつことに繋がっていたと思います。
(4)自分の授業を振り返り、反省点がよくわかりました。見ているようで見ていないことがたくさんあり、これからの実践でしっかりと「みえ」をしっかりと意識して授業を行いたいです。また、音読や姿勢、漢字の覚え方等、子どもたちへの基本的な指導の大切さが改めてわかりました。確認 丸つけ 目線 褒める 統率 を今後の実践に活かしていきたいです。
(5)子どもたち(どの子も)の学力を上げるために必要なスキルを学ぶことが出来ました。特別支援学級で担任をしており、学力を付けることの難しさを感じていましたが、教師の学ばせたい、力をつけたいという、探究心が大切だと思いました。漢字の学ばせ方などは、是非、実際に取り組んでいきたいと思います。本日は、お忙しい中、ありがとうございました。
(6)学校の教育活動における基盤となるものは授業であるという考えは、私自身が若い頃から一番大切にしてきたことです。現在、初任者指導教員という立場で職務を遂行していますが、今回の先生の講演で学ばさせていただいたことを一つでも多く若い先生に伝えていくことができればと考えています。本日はありがとうございました。

5 写真

6 HP紹介

http://www.kumamoto-kmm.ed.jp/school/e/uekies/index.htm

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