西条市立楠河小学校:校内研
1 期日
2024年10月2日(水)
2 参加者
22名
3 内容
【授業】
第4学年 国語科「ごんぎつね」(第1時)
・単元目標に応じたゴール(学習課題)の設定
・単元全体の学習の見通し
【講演】
「ゴールを見据えた文章読解の在り方」
4 感想
【児童】
はじめは、いろいろな先生が見に来ていて緊張したけれど、授業が楽しかったから緊張がなくなりました。自分が知らなかったことをたくさん教えてもらったので、次からの授業でも教えてもらったことを生かしたいと思いました。
一行空け、一マス空けをうまく使えるようになるとノートが綺麗にまとめられて「これは覚えておきたい習慣だな。」と思いました。今後の学習でも一行空け、一マス空けを使って、いいノートにしていきます。
いろいろな言葉を声に出してからノートに写すということを教えてくれて、こんなやり方があるのかとおどろきました。ほかにも、口の開け方を意識することや友達の発表を聞くときはおうえんの気持ちをこめるなど、たくさんの発見がありました。
「ごん」がしたいたずらのことを詳しく説明してくれてわかりやすかったです。芋は昔の食料ということや、菜種がらは昔の燃料で火をつけると大変なことや、とんがらしは昔の薬ということが初めてわかりました。
【教員】
今年度、初任なので、教授法や規律に関する指導内容などを詳しく知れて、大変参考になりました。初対面の子どもたちが、どんどん引き込まれていく授業のテンポから、自分のテンポの遅さを痛感しました。これからの授業に大変為になる研修会を、ありがとうございました。
一人も取り残さない姿勢に学ばせていただきました。テンポのよい指示、たくさんの誉め言葉、緊張感の中で学ばせる姿勢など勉強になりました。分かる、できるを実感できた、子どもたちの笑顔、学習に真剣に向かう姿に感銘を受けました。
短い時間にテンポよく指示が出され、それに反応する児童の様子を瞬時に把握する「目」、一人一人に緊張感を持たせてチャレンジを称揚する姿は何度見ても圧巻でした。ノート指導についても、丁寧に確認を行いながら、どの児童も正確に書きとれるように日々指導する必要性を痛感いたしました。45分でみるみる自信をつけ、懸命に取り組む児童の姿に、発問の大切さや妥協を許さない規律と全員がゴールに向かいたいと思える声掛けの重要性を改めて実感しました。明日からの実践に生かし、日々精進していきたいです。
初めて参加しました。あんなにメモをとったのは初めてです。次から次に様々な視点で教えてくださるのが刺激的でした。授業の際には、「先生は次何を出してくるのかな、何を教えてくれるのかな、何を、何を、、、」と楽しみにしてもらえるような授業を展開をしていきたいです。
自分のこれまでを振り返ると、気持ちを読み取らせることに重きを置いていて、道徳と国語の授業の境界線があやふやになっていたように思います。「行動の背景には気持ちがある」ことをもとに、教材研究や発問を考えたいと思います。
図読法による文章読解力の育成の講話では、データに基づいた具体的な実践例を提示していただき、どうすれば読解の苦手な児童が主体的に文章に向き合えるのかご教授いただきました。教師の視点が変われば児童の視点も変わると思います。今回の講座を受けることで、教材研究・授業準備の視点が変わったように感じます。早速、明日からの「ごんぎつね」で図読を実践したいと思います。
発問の作り方がとても勉強になりました。気持ちばかり聞く国語の授業ではなく、子どもたちが考えたくなるような発問を言動から考えていきたいと思いました。
「ゴールを見据えた文章読解の在り方」について、授業と講演で示していただきました。教科書の扉ページを活用したゴール(目標)設定の方法、場面分けの仕方、注目すべき場面の見つけ方、言動を手がかりにした気持ちの読み取り方等について、児童が自力で物語を読解できるよう、具体的に教えていただきました。そして、それらの学習を効果的に進める手立てとしての「図読法」について、演習を交えながら分かりやすく解説していただきました。今後の教材研究や読解指導に取り入れることで、児童も教師も、これまで以上に読解のおもしろさを味わえるものと思います。