上市町立相ノ木小学校:指導力向上研修会
1 期日
2021年2月15日(月)
2 参加者
5年20名
教員11名
町議1名
他からの接続17団体
3 内容
【授業】
教材 令和2年度全国学力学習状況調査国語大問2
【講演】
1読解力に対する誤った認識
2中教審答申のポイント
3全国学調に求められる情報処理能力
4「図読法」による物語文の読解
5説明文の構造的読解
6読解力は全教科で育成する
7基礎学力は教材で決まる!
4 感想
■リーディングスキルを育てることの重要性とそのための研修の必要性を感じています。本日のご講演では、読解力育成のプロセス、ステップを具体とともに教えていただき大変勉強になりました。
■前回に続き2回目の受講でしたが、途中で、来客等があり中抜けとなってしまいました。今回思ったことは、児童生徒に付けたい力(スキル)を明確にし、分析的に教材研究すること、椿原先生が言われるように国語だけでなく、各教科において読解力をスキルとして身に付けさせるように教師が意識をすること、そのような研修を勧めなければならないということでした。
■「読解力のスキル」「情報を探し出す」を指導するという意識がなかったので、他の教員にも伝えたいです。
■全国学力・学習状況調査の問題の傾向を捉え、身に付けていきたい力を具体的にどのように付けていくのかが、よく分かりました。
■全国学テや「じどう車くらべ」から具体的に「情報を探し出す力」を付けさせるという観点が、わかりやすかったです。
■自分が長年悩んでいた読解力の付け方について大変分かりやすく解説していただきました。明日からでもできる技術もあり、すぐにでも活用していきたいと思います。
■読解力はスキルだという考えに深く共感しました。そして、今子供たちに足りないのは、情報を取り出す力だというのも納得致しました。子供たちが国語を苦手だと感じないように、しっかりとスキルを教えて、自信をつけたいと思う時間でした。
■今の子供たちに付けなければいけない力についてわかりやすく説明していただき、ありがとうございました。来年度の研修計画を考える上で大変参考になりました。
■読解力を身につけるためには、情報を探す力が大事だということがわかりました。今日学んだことを、これからの授業で実践していきたいと思います。
■読解力の定義について、まずなるほどと思いました。そう考えたときにスキルが必要になってくるということも自分の中でストンと落ちました。また、「自動車くらべ」もストンと落ちました。分かりやすく伝わることのよさもストンと落ちました。今まで当たり前と思っていたことが、本当は遠回りでよく分かっていなかった自分だったのではないかと感じています。今後、今回の学びをどう若い先生方に伝えていくか、自分の中で反芻しアウトプットするのが楽しみです。
■全国学テの様式は、子供たちになじみがありません。富山県独自の取組であるB問題にチャレンジを用いて、多少の経験は重ねておりますが、その際の指導が十分であるとは言えない状況です。リード文、本文等の用語、囲む・つなぐ(エアーライン)等の作業、問題の読み取り方や解き方等、一つ一つ指導することが大切だと感じました。囲む・つなぐは指導してきましたが、単にその作業だけを指導していても不十分だと感じています。何が足りなかったかということが、少し見えたような気がしました。また、オンライン授業では、一人一人の作業状況を細かに確認することが難しいです。その中でもいかにして子供の作業状況を確認するかということに、学びがありました。26日の研修でも、本校児童がお世話になりますどうぞよろしくお願い申し上げます。
■丸で囲む、線で結ぶなど、簡単な作業で読み取りやすくなり、目から鱗でした。図読法はシンプルな方法で要約できることが分かったので、試してみたいなと思いました。
■児童が問題を解くときに、どこを見ればよいのかのポイントを分かりやすく解説されていて、分かりやすかったです。
■実際の指導と講演があり、指導の意図がよく分かった。このような機会を頂き感謝しかありません。
■全国学調に取り組む子供たちの様子を見ていて一番感じていたのは、「どこを見ればいいか分からない」という実態でした。今回の椿原先生の実践にあるように「丸で囲む」、「線で結ぶ」といった単純な作業であっても、それを積み重ねることで子供たちの「情報を見つけ出す力」が伸びることが分かりました。今後の実践の参考にさせていただきます。