愛南町立柏小学校:校内研
1 期日
2023年9月20日(水)
2 参加者
教職員20名
3 内容
10:00~10:55 全クラス授業公開
11:05~11:50 椿原先生による授業 2年「赤とんぼ」
13:15~14:00 椿原先生による授業 5・6年「令和4年度記述問題より」
15:00~16:30 講義「読解力向上をめざした授業改善のポイント~全国学テの結果を踏まえて~」
4 感想
・ 本日の研修では、普段の授業とは全く異なる児童の姿を見ることができました。児童の「主体性(私もやりたい)」を引き出すスキル、誰1人取り残さずに時間内に指導を終えるスキル等、教師に必要なスキルを身をもって学ばせていただきました。今日の児童の姿を見たり、椿原先生のお話を聞きしたりする中で、私は、丁寧に指導をしようとし過ぎるあまり、児童のペースに合わせすぎてしまっていたことを痛感いたしました。これからは、国語科の授業だけでなく、教育活動の中で、子どもの動きを見ることを意識し、少しずつ見える箇所を増やし、教師として成長していきたいと強く思いました。(20代柏小新規採用教員)
・ 確認作業の多さ、頻度に驚きました。しかし、あれぐらいしないといけないのかとはっとさせられました。明日からの指導に繋げられる部分が多かったので、5%の改善を目指して頑張りたいと思います。(20代家串小教諭)
・ 国語科において、情報処理スキルや正しい学習の仕方を身に付けさせることが、すべての子供たちの学力アップに繋がると分かりました。知識・技能や語彙などは繰り返し行い、日常的に使って反復させながら身に付けさせたいです。また、文章問題の解き方のスキルを身につけさせ、読解力の向上も図れるよう、子供たちと共に日々学んでいきたいです。(20代柏小3年目教諭)
・ 椿原先生が教室に入った途端、空気が変わりました。ありがたいと思いました。授業の最初に目上の方に対する態度、礼儀を重んじること、本校の児童に欠けている部分です。一つでも二つでも実践できるよう取り組んでいければと思います。(50代柏小養護教諭)
・ 高学年の授業で、子どもたちが今まで見たことのないくらい集中していることに感動した。学習の準備や発表の仕方など、当たり前のことが当たり前にできることからスタートし直せるよう、支援していきたい。(60代柏小支援員)
・ 2年生の授業では、文を子どもたちに正確に読ませるということが心に残りました。何度か読み直しをさせる場面がありましたが、私なら「まっ、いっかぁ」で終わらせてしまうところも、椿原先生はしつこく読み直しをさせていました。ここが自分の弱さだと感じました。「厳しさ」というよりは、子どもへの「信頼感」の違いだと思います。椿原先生は、その子は必ずできるようになる、するようになるといった信頼感、そしてできるようにさせるという教師の気迫があるのだと思います。私にずっと欠けている部分です。
5年生の授業では、学級を一瞬で掌握されたことが印象的でした。斜に構えた児童が何人かいましたが、手の上げ方もきれいで、最後には自分の意見をしっかりと言うことができました。また、読みのたどたどしい児童への対応も、大変勉強になりました。私も最後まで読んでいることを褒めるとは思うのですが、椿原先生の褒め方の力強さは次元が違いました。全身全霊で褒めていることが伝わってきます。あの場面に保護者がおられたら、涙を流して喜ばれるのではないかと思います。当然、その子も嬉しかったに違いありません。その後も、授業に意欲的に取り組んでいました。「生きる力」を育むというのは、そういうことなのだと思いました。
研修会もとても勉強になりました。「比べる」の送り仮名の問題から、あれほどまで分析的に語彙の問題に切り込まれていること、驚きです。すべてのお話がエビデンスに基づいていて、これほど科学的な根拠があるなら、あとは現場の教師がやるしかないという気持ちになりました。子どもたちに力を付けられる教師でありたい、そのための教師修業を頑張りたいという気持ちを強く持ちました。(40代家串小教頭)
・ 低学年でもあのテンポで授業がややることに驚きました。自分の学校で、実際に私がやる予定です。子供たちの成長も見えてよかったです。(50代立間小校長)
・ 授業の基本を教職員に示していただき、ありがとうございました。いかに鍛え方が足りないかをそれぞれが感じたと思います。子ども達の成長は、きちんとした指導支援が不可欠であると気付いたことでしょう。今日の学びを今後の「変わる」「変える」につなげたいと思います。(50代柏小校長)