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実績紹介

千代田町立西小学校:校内研

1 期日

2024年3月6日(水)

2 参加者

5年生(1組32名 2組32名)
職員20名

3 内容

令和4年度 全国学力学習状況調査 国語 大問1
2クラスにオンライン授業

4 感想

【児童の感想】
①前に配られて過去問を解いたときには少してこずっていましたが、椿原先生が教えてくれた丸で囲む、線で結ぶ、エアライン、+α(題名、重要語句)をしてみたら、かんたんにできました。
②椿原先生の授業はすごく分かりやすいし、ほめてくれたり、すごくやる気が出て、本当に授業をやってもらえてうれしかったです。
③今までできなかった問題ができるようになりました。初めて知ったことは、条件の中にも題名があったり、一番大切だと思っていたところはそんなに大切じゃなかったりなど、たくさんのことを知りました。椿原先生は、リモートでも誰一人おいていかなかったので、私も一つ一つ思えることができました。そして、一番大切なところだけ四角で囲むことで、一番大切なことだけが頭に入ってきました。
④私は国語が苦手であまりふだんの授業でも理解できていないところが多々ありました。でも、今回の授業で国語に対して興味がわきました。なぜかというと、分かりにくい問題をていねいに教えてくれて、誰かが活躍すると必ずほめてくれたからです。
⑤1つ目は授業の基礎を学べました。発表の時は立つ、話を聞くときはひざに手を置くなど、授業態度を改めようと思いました。2つ目は勉強のやり方です。今回の授業で「4つのことをすれば問題は解ける」と言われて、「本当にできるのかな」と少しうたがっていました。でも、やってみると意外と簡単で、今度からこの方法をやって解いてみようと思いました。
⑥特に分かりやすかったのは、作業①~④の丸で囲むやせんでつなぐ、エアラインや+αです。これらをやることによって、国語の問題の意味や答え方が理解できました。前までは、よく読んでもなんて答えればいいか分からなかったり、どれが正解か分かりませんでした。でも、あなたなら問題や話し合いの問題を少しマスターできた気がします。
⑦思ったことは二つあります。一つ目は、何かをなしとげたときにとてもほめてくれることです。基本的な返事をすることや、書かれている問題を読むということでもたくさんほめてくれたので、とてもやる気を感じました。二つ目は教え方が上手なことです。丸で囲めばすぐに大事なことを見つけられると教わりました。
⑧前に家でやった時はお母さんといっしょにやって、一人では文章が書けなかったりむずかしいと感じたりしていたけど、椿原先生が教えてくれたので、一人でも解くことができました。
⑨「あなたなら問題」の説明もあって、作文問題の自信がつきました。
⑩文を読むところは、メモを読めばわかるということを初めて知ったので、これからも使いたいです。
⑪ぼくが一番苦手だった作文の問題が分かりやすくできました。例えば、大事なところを丸で囲むなどの4つの処理スキルを教えてもらいました。
⑫自分の考えを書く問題は、とても苦手でやるときはこわかったです。でも、椿原先生が教えてくれたやり方をしたら、すらすらできたのでうれしく思いました。それに、題名を書く場所があることも知りました。
⑬たった4つのことを覚え、やるだけで、問題を簡単に終わらすことを教えてくれて、ありがとうございます。そして、5年生のみんなと初対面なのに、明るく接してくれて、ぼくはうれしいです。
⑭自分の考えを書く問題が出てきたときに、問題文をきちんと読んで、太い線やかぎかっこが出てきていないかなど確認しながら解いたら、解きやすかったです。自分の考えを書く問題が、前より得意になりました。
⑮前解いたときには、「どうやって書くのだろう」と悩みながら書いていたら10分もかかってしまいました。ですが今日は、大事なところを見逃さないように丸を付けながらやったので3分くらいで終わりました。大切なところだけを教えてくれたので、とても分かりやすかったです。
⑯今まで難しく考えていた問題が分かりやすくなった。丸で囲んだりするだけで時間を減らすことができると分かった。とても分かりやすく教えてくれたので、すぐに覚えられた。復習して、これからのテストなどで使いたい。線で結べないときにAやBなどを使って、結べないときでも「エアライン」で結べるのを初めて知った。これからは、丸で囲んだりエアラインを活用したりして、宿題やテストに取り組みたい。
⑰今回教えてもらった作業1~4の工程を家のプリントでやってみました。実際に一人でやって少し難しいと思ったけど、簡単に解けました。
⑱この授業をやる前は、文章や条件を何回も何回も読んでいましたが、椿原先生の授業で、丸で囲んだり線を引いたりして簡単に覚えたりできました。人は緊張しているときとしていないときでは、緊張しているときの方が覚えられることを初めて知りました。他の人が文を読んでいるときも、指で追いかけたら、自分も理解しやすくなることが分かりました。
⑲前より、すぐに解けるようになりました。理由は、見出しとなる部分を考えたり文章を簡単にまとめてくれているメモ書きのような部分を見れば、文章を全部読まなくても文章問題を解けるということが分かりました。
⑳私は問題を解くときに、丸で大事なところを囲んだり、指で確認する習慣がありませんでした。自分の考えを書く問題もできていたけど、毎回どう書けばよいか分かりませんでした。でも、今回の授業を受けて、丸で囲んだり指さし確認の大切さが分かりました。これからは、今回受けた授業を忘れずにいつもの国語の授業を受けたり、宿題の文章題などに取り組み、テストで学んだことを出し切れるようにしたいです。
㉑今まで感覚でやっていた文章問題も、分かりやすい説明のおかげでコツをつかめました。手を挙げたり、指でなぞったりすることで、よく頭にインプットされて自信がもてました。四番の問題の〈条件〉は、実は少しのことをおさえるだけで簡単にできることが分かりました。〇字以上〇字以内は、最終確認として使い、太字を意識すれば簡単ということを考えながら挑もうと思います。
㉒授業を受ける前、問題に書かれていることが全くよく分からなかったけど、授業を受けた後、どのように書けばいいのかが分かり、問題に書かれている意味も分かりました。次から似たような問題が出てきたら、今日やったことを思い出して、同じようなことをして文章を書こうと思います。作業1~4のことを忘れないようにしたいと思います。

【授業を参観した職員の感想】
①椿原先生の授業に5年1・2組の児童全員がみんな集中し、引き込まれていました。その中で、「やっぱり重要なことだな」と再認識して感じたことを3つ書きます。
一つ目は、『学習規律の大切さ』です。「足裏をしっかり床に付ける」「手は膝の上」「机上に必要な物のみ置く」「先生や仲間の話の聞き方」「できたら手を挙げて意思表示」「目を見てあいさつ」等、先生方が普段行っているこの学習規律の徹底が、児童が自分から学習内容を習得する上で大切な基盤となっていることがよく分かりました。
二つ目は、『指示の明確さ』です。児童がやること一つ一つへの指示が、言語や視覚化、行動化で、児童にとって端的で大変分かりやすく、授業に集中して取り組んでいました。結果、椿原先生の授業のリズム・流れに子ども達もなんとかくらいつき、「もっと分かりたい、できるようになりたい」という学習意欲の高まりが感じられ、「何をしたらよいか分からない」児童は1・2組ともいませんでした。
三つ目は、『学習のめあて』を自分事として捉えさせていた工夫です。それは『4つの情報スキルを身につける』ことがこの授業中繰り返され、問題を解決していくための重要なポイントとして児童も捉えることができていたようです。

②その場におらずとも、一人一人のことをよく見て、ご指導されている姿に感銘を受けました。教室にいる子ども達の規律が整い、みんなから「やるぞ!」という気持ちがとてもよく感じられました。私自身、こういった対策授業を学生の頃に受けたこともなく、新鮮な気持ちで見せていただきました。子ども達の「苦手だな、できるかな」という不安が、「これでできるんだ!」と、前向きに気持ちが変わっていく姿を目の当たりにして、「分かる授業の大切さ」を改めて実感させられました。私自身、未熟で、子どもたちにとって、分かる大切さを伝えることができているか、原点回帰しました。自分自身の課題と同時に、多くのことを学ばせていただくことができました。これからの指導に生かしていきたいと思います。

③まず、規律の確保という面で勉強になった。学年が上がっても手はひざの上で話を聞くことや確認作業を一つ一つ行っていくことで、子どもたちが安心して授業を受けることができるのだと感じた。また、授業中は、今行っていること(話していること)を指で押さえながら聞いたり、「できたの合図」を明確にすることで、児童を取り残すことなく進めることができると学んだ。さらに、指示は具体的かつ端的にすることや、できるできないではなく、授業に参加する意欲(やる気)があるかどうかを大切にされていると感じ、学力を上げるためには、意欲的に学べる授業を展開すべきだと思った。1時間を通して、人間は「緊張したときに成長する」ということや、「一人でも手を挙げることが大切」など、これからの授業に生かせることを学んだ。

④まずはじめに、学習規律の大切さを改めて実感しました。返事、言葉遣い、聞くときの姿勢など、1年間近くを一緒に過ごしていくうちに、基本的な部分がなあなあになりつつあることを再確認しました。先生の授業を真剣に聞き、指示を聞き素早く活動する児童の様子を見て、児童がもっている力を引き出し、習慣づけさせられるかどうかは、授業者に委ねられていることの責任を感じました。学年の終わりに向け、もう一度自分自身の気持ちを引き締め直したいと思います。オンライン授業の進め方も大変勉強になりました。
授業終了後の児童たちは、口々に「わかりやすかった」「できた」と言い合っており、問題を解く手順の見通しが持てたようで、達成感や充実感を得られた様子でした。子どもたちが「できた」喜びを感じられるよう、声掛けや賞賛を欠かさずにいたいと思います。

⑤「一人として取りこぼしません」という言葉がとても印象に残った。後ろから見ていると、どの子にも学力差を感じないほど生き生きと活動していて感動した。時々、脳の海馬についての説明など、その作業をすることによる効果を教えられていたのも、価値づけの大切さが実感できて勉強になった。
作業が終わったら必ず合図を送らせることで、テンポのよい授業になっていたし、子ども達も送れるまいと集中して先生の話を聞けていた。遠く離れた場所からでも、子ども達を名前で呼んで褒めていらっしゃったことからは、一人一人を大切に授業を進めようとする愛情を感じた。「合格」「いいぞ」など短い褒め言葉を、1時間の中でたくさん注がれていたのも意欲付けになったと思う。
問題の中で一番重要なことを見抜くスキルについて、自分もこれから参考にしていきたい。

5 写真

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